手の平サイズ

先日、船乗り時代のメンバーと食事をした時　（　←　ご参照下さい　）に熊本から来た同期生Tがくれたピンバッヂ。

希少なんだそうです。

ちくわが！？

ピンバッヂが！？

はたまた くまもんのポーズが！？

静岡から来た後輩Oにもらった伊豆の地酒。

めちゃくちゃ美味しい！！

日本酒でアルコール度数が20度もあるって珍しいわい。

今度取り寄せしよっと

デネルでございます。

本日は『智にマニアック』にちぃとばかり関係のあるお話をば。

朝、始業して少し経った時の事じゃった。

会社の裏側は住宅街。

その内の一軒の奥様と我が社のMr. Presidentが外で何やらお喋り。

社長が戻ってきて「誰か猫いらんか？」つって。

マジかーーーーーーー！！

鼻息も荒くマッハで飛び出して行って確認！！

裏の邸宅の奥様の手の平にフワッフワでモコモのキティちゃんが！！！

超超超超可愛い！！

毛穴から変な汁が出る！！

奥様曰く、朝お庭を見たら仔猫が一匹ポツンと佇んていたそうな。

呼べばテトテトやって来たと。

私：　飼わはるんですか？

奥様：　うちには鳥がいるから無理なんですよ。

私：　じゃあどうしはるんですか？

奥様：　このまま庭に放っておくか、保健所か。

メノ～ン・・・・

そんな殺生な・・・・

保健所て！！

ここで黙っている私じゃござんせん。

キティちゃんを死なせてなるものか！！

フンガーッ！！

てな訳でキティちゃんを一旦預かりました。

ジャジャ～ン♪

手の平サイズのキティちゃんは猛烈に人懐っこいのです。

ニーニー鳴きながら私の指を甘噛み。

噛み噛み。

ニーニー。

かわゆいのぉ～

マジでガチでラブリ～

嗚呼、でへぇ～。

これがもののけにならずにおられよか！？

ハートアタック２秒前に陥らずにいられよか！？

無理！！

「はて！？　男の子やろか？　女の子やろか？　おティンティン付いてんのかな？」と思ってひっくり返したけれど、分からんちん。

どうしましょう。

社長は「会社では飼えへんぞ」だし。

うちにはピンクの肉球を持つちょっぴりおバカな１５歳の爺さん猫がいるし。

ダメ元で家に電話。

私：　仔猫を拾わはってんけどさぁ、飼えへんて言わはんねん。

　　　うちに連れて帰ってもいい？

母：　あきません！！

私：　でもこのままやったら保健所に行く運命やねんで！　可哀想やん！！

母：　りゅうの世話もようしんアンタがもう一匹なんてダメ！！

私：　もらってくれる人を探すからその間だけでも！！

母：　あきません！！　キョエーーーイ！！

爆ギレされました。

作戦を間違えたわい。

猫に絶大なるＬＯＶＥな父に先ずコンタクトを取るべきだった。

でも諦めな～い。

へこたれな～い。

こうなりゃ責任をもって私が家族を見つけてみせる！！

もしもキティちゃんを見捨てたら自分の事を一生許せないですもん。

命の秤はうちの猫もキティちゃんも同じですしにょ。

会社には猫用の物が何も無いので社長に了承を得て歩いて５分程のところにある動物病院にレッツらゴ～。

道中、キティちゃんは私の肩に乗ってニーニー。

じっとしたままニー二ー。

かわゆいのぉ～

食べちゃいたい

「かくかくしかじかでして、今仕事中なので夜まで預かって頂けませんでしょうか？」とお願いしたら快諾して下さいました。

ノミや検便や健康診断や、や、や、や、一通りの検査をお願いして再び会社に。

こんな時に限って仕事が立て込む。

分刻みでもっすご忙しい。

いつも以上にド集中して古代パピルスに描かれた象形文字か社長の字かな暗号ちっくな文章を解読してタイピング。

その合い間にあらゆる方面に写真と共に猫を飼ってくれないかLINEとメールで打診。

お昼休みは電話攻撃。

ナメタケやエリンギにも協力を要請。

会社を訪れる行員さん、業者さんを捉まえて、写真を見せながら「猫いりませんか？」の嵐。

社長の奥様にもメール。

ヤングな営業さん達の「友達とかに猫いらんか聞いて！」とどこまでも丁寧にお願いする淑女Ｄ。

ひゃひゃ。

友人・知人に「猫好き＆猫アレルギーじゃない人で猫を飼いたい方がいたら声を掛けてみてくれへん？」とお願いしたんですが、「うちでは無理やな」とか、「犬の方が好き」とか、「犬の方が好き」とか、「犬の方が好き」とか。

ゴラッ！！

猫も可愛いぞ！！

関節柔らかいぞ！！

ええ匂いするぞ！！

肉球たまらんぞ！！

動物病院に電話をし、「お泊りさせて頂くのって可能でしょうか？」と問うたならば、「ＯＫ！」つってつって。

お泊り代って幾らぐらいするんやろ！？

ま、いっか。

社長の字に苛々し、「腱鞘炎になるわ！」な勢いでキーボードを打つべし！！

打つべし！！

打つべし！！

営業さん達も協力してくれたんですが返ってくるのは「ダメでした」ばかり。

みんな、有難う！！

君らの優しさにおっちゃんは感動した！！

そこへ・・・・

朝キティちゃんを病院に連れて行きながら電話をしたあの人から返事が。

ご主人が飼ってもいいと言って下さった！！

いでよ、鼓笛隊！！

どこをほっつき飛んでいるか分からない愛鳩、カンバ～ック！！

超絶に嬉しい！！

白いランニングシャツ・白い短パン・白いハイソックスに着替えて、今すぐ会社を飛び出して、駅前でラジオ体操第１と第２を小粋に繰り広げたい！！

御用になるのが目に見えていたので止めておきましたけれども。

仏のナカさんに諭されて取り調べ室で泣きながらカツ丼を食べたくないから。

『運命』と書いて『さだめ』と読む。

キティちゃんを飼ってくれると言ったご夫婦はヨーロッパ旅行から２、３日前に帰ってきたばかり、ちょうどお仕事が揃ってお休みだった。

ね！？

『さだめ』でしょ！？

キティちゃんを家族に迎えてくれたのはなんと、なんと、嗚呼、なんと！！

大野君ファンのお友達である白い部屋のＥちゃん！！

ハズバンド、はじめまして！！

この度は本当に、本当に、ほんとーーーーに、有難うございました！！

わざわざ車で病院まで来て頂き、キティちゃんを連れて帰って下さったのです。

獣医さんが仰るには「２ヶ月ぐらいの男の子。　ノミがいたから駆除するお薬をつけて、回虫がいるかもしれないので薬を飲ませました。　健康優良児です。　凄く人懐っこいから野良猫ではないはず。　きっと捨てられたんでしょうね。」だそうです。

Ｅちゃんに抱っこされるキティちゃん。

↓　↓　↓

ご主人は大きな猫が怖いんですって。

病院でもおっかなびっくりで撫でていらっしゃいましたが先ほどＥちゃんから写真が。

うたた寝をするご主人の首にちょこんとくっついてスピスピ眠るキティちゃんの姿が。

ラブリ～過ぎる！！

けしからん！！

チキショ～！！

ハンカチーフの端をギリギリ噛みながらもんどり打つ猫バカＤ。

病院に来る前にトイレやご飯やいろいろな物を買い揃えて下さり、温かく迎えて下さったお二人に感謝カンゲキ雨嵐。

Ｅちゃん、ハズバンド、ダンケシェ～ン！！

キティちゃん、幸せにおなりよ～！！

名前は何になるのかな！？