この数日どこぞの山奥に籠ってしていたこと、それは・・・・
デネルでございます。
本日はアイドルグループ嵐のキャプテン・大野君の“talent”にまつわる分析をば。 ( ← 詳細は過去のAnalyze 智シリーズをそれぞれご参照下さい。)
今回も監修をして下さったのは音のプロでいらっしゃる、うずまきさんです。
それではレッツスタート。
★Analyze 19★
DIVA3104 ( ← 勝手に命名しております )は曲ごとに声が違ったり、歌い方が違ったり、その曲にぴったり合った表現をする。
それは大野君が曲を聴いて楽曲分析できる鋭い感覚の持ち主だから。
●Analyze19を証明している3104自身による雑誌やメディア等でのコメント
『Snowflake』と『風見鶏』は似ている発言
音階の4番目の音と7番目の音を抜くと「四七抜き(よなぬき)」と呼ばれる日本古来の音階が出来上がり、演歌のみならず他のジャンルでも多く使われている。
「四七抜き」は必ずしも全く4と7が登場しないわけではなく、何箇所か抜くと和のフレーバーがほんのりする。
「四七抜き」でポピュラーな楽曲は久石譲さんの『菊次郎の夏』、もののけ姫の主題歌、ゲド戦記の主題歌、坂本龍一さんの『戦場のメリークリスマス』など。
久石さんは四七抜きした曲の一箇所だけ4や7を登場させて効果的にグッとこさせる手法を使っている。
『Happiness』がリリースされた時の雑誌のコメントで松本君が「Snowflakeは今まで歌ったこと無い曲だなぁ」と言うと、大野君は「そう?あるよ。風見鶏」と答えていた。
なんと、なんと、あぁなんと、2曲とも4番目の音だけあまり出てこないんですって。
あんれまっ!!
うずまきさんは当時の記事を読んですぐに「2曲とも四七抜き♪」と気付かれたそうなんですが、実は「四だけ抜き」が正解だった。
これを感覚で捉えている大野君は凄い!! By うずまきさん。
チキショ~、また惚れ直した!!
ある時のオリスタでの発言
~『明日の記憶』の曲調は悲しくも聴こえるけど、前向きにも聴こえるし、曲だけでそれが伝わるのはスゴいなって。 特にいちばん最後の歌詞(<何色の明日を描きますか?>といった問い掛け)のメッセージの伝え方が好きだね。~
この大野君のコメントを読んで私が3104ワールドが満載な素敵なコトノハだわ♪なんてデヘデヘしただけだったのに対し、音のプロでいらっしゃる うずまきさんにとっては心の琴線に触れたそうです。
<曲調が悲しくも聴こえるけど前向きにも聴こえる>のは何故か?
『明日の記憶』は大まかに言うと明るい変ホ長調と悲しい変ホ短調との間を行ったり来たりしているから悲しくも聴こえ前向きにも聴こえる。
<特に一番最後の歌詞のメッセージの伝え方が好きだね>なわけ。
問い掛けのメッセージで「何色の明日を描きますか?」と「何度 人を好きになれるのだろう?」、このフレーズは全部同じメロディーとハーモニーです。
“明日を”と“好きに”の部分では伴奏のFm7(エフマイナーセブン=ファ・ラ♭・ド・ミ♭)の上に高いストリングスの音でシ♭が鳴っていて、これはファから数えて11thの音(テンション・ノート)に当たり、その文字通りとっても緊張感のある不安な和音に聴こえる。
歌詞は“明日を”と“好きに”でポジティブなイメージがあるのに、音で聴くと意識がガビーンとなるような悲しげな和音。
が、が、が、一番最後に出てくる「何色の明日を描きますか?」の“明日を”ではストリングスのシ♭が抜けて、おまけに伴奏のミ♭も無くなってただのFm(エフマイナー=ファ・ラ♭・ド)が鳴っているから、さっきのガビーンよりはホッとする。
だから描く明日に希望が感じられる。
察するに大野君は歌詞には無い“明るい未来”を音で感じ取っている。
大野君がもんのすごくいい耳で音をキャッチして、心で感じて、そして曲全体を自分なりに分析しているのがオリスタのコメントから伝わってくるとうずまきさんは仰っています。
このコメントの意味を掘り下げるためだけにわざわざ買って下さった楽譜には全部Fm7で書いてあったそうな。
うずまきさん曰く、普通なら聞き流すぐらいの事なのにちゃんと聴こえている大野君は凄い!!
とぉ~!!
さすが!!!
★Analyze 20★
大野君は母音を滑らかに歌うのがとても上手。
歌を歌う時は母音を繋げて歌わないといけない。
母音を繋げて子音が入っても音を途切れさせないように歌う事が大切なんですが、うずまきさんの推測によりますと、大野君はヴォイスレッスンか何かでこの技を習得したのではなかろうか?との事。
『冬を抱きしめて』の3104ソロ「街には白く染めてゆくよ」の“yukuyo”、『声』の3104ソロ「君には君の空があり」の“soraga ari”のフレーズでその滑らかさが特に良く分かる。
MP3の再生ボタンをポチッとな。
やっぱりね、どうにもこうにもね、母音てやつがね、ベロンベロンに極上な~のです。
大野君の母音が心に響く人が沢山いらっしゃるのはこのせいなのかもしれませんね。 By うずまきさん。
ですですです、うずまきさんの仰る通りです。
大野君の母音がドストライクで自称ガラスのハートに響きまくっている輩がここにも一人おりやす!!
ペロッとまるっと惚れ込んでいる超絶にセクスィ~な“ハ行”の発声に負けず劣らず、DIVA3104による魅惑の母音にピンポイントでがっつり惚れ込んでいるフレーズを多数取り揃えているマニアD。
持病なんですの♪
機会があればいつかリストアップしようと思います。
★Analyze 21★
DIVAの表情。
コンサートDVD、『Time』での『A・RA・SHI』。
ソロの「for dream」の時の“for”の大野君のあくび3秒前ちっくなふわっとした表情、実はこれには隠された真実が。
この表情はいい声を出す時の理想的な条件が全て整った証拠なんですって。
マジっすか!?
てな訳でTimeのDVDをレコーダーにセット。
酔いしれて、その“for”・・・・
何度惚れ直させれば気が済むんだ、大野智!!
フンガーッ!!
★Analyze 22★
大野君は「なにぬねの」 「まみむめも」 「ん」を響かせて歌うのがとても上手。
浪花節な嫁 ( ← 勝手に命名しております )と私の大好きな「ん」がこれ♪
櫻井君は『Step and Go』がリリースされた時に大野君の最後のソロの「いつまでも消えない輝き両手に」の“両手に”の前に聞こえる“ん”が好き
とコメントをしていましたもんね。
大野君が歌い始める直前に発声する小さい“ん”(私にはこう聞えるんですよねぇ~)にうっとりしまくりなんです。
持って生まれた天性のリズム感の良さとこれまでの積み重ねた経験によって大野君は鼻音を自在に操る事が出来る。
『シリウス』は鼻音天国。
「ん僕の名前」のフレーズをはじめ、沢山あり過ぎてリストアップしきれないこの曲の“なにぬねも まみむめも ん”を満喫するのも一つの楽しみ方との事。
これでもかっ!ってな勢いで楽しんじゃうよ~!!
やっほい♪
そうそうそう、コンサートDVD『AAA in Tokyo』のシリウスのフェイクで“wow wohowo~~~” ( ← ご参照下さい )の口の開け具合にトキメキ指数の針を振り切れさせている私。
何度見ても、何度聴いても溜め息の嵐なんです。
あまりの麗しさに鳥肌がゾゾゾゾッでございやす。
いかん、恒例の“話が脱線しまくり病”が出そうなのでAnalyzeに戻ります。
『シリウス』と同様に鼻音天国なのが『season』。
そう、Music Loversでも披露されたDIVA3104のソロ ( ← ご参照下さい )でございやす。
「ひらひらと ~ 誰のためでもなくて」の“もな”は前述の『A・RA・SHI』の「for dream」の“for”に匹敵するぐらい理想的な発声の表情なんですって。
マジっすか!?
で、確認すべく『season』の“もな”を限定でこれでもかっ!てな勢いで見倒しました。
メノ~ン、ド素人の目には「大野君てば素敵♪」しか映らなかった・・・・
まだまだ修行が足りないと痛感した7月の夜。
★Analyze 23★
大野君は物凄く耳がいい。
舞台『アマツカゼ』のアカペラ、『フレンドパーク』に嵐さん5人で出演した際のアカペラ、大野君は両方とも伴奏がある時と同じようにぴったり正しい音で歌っているそうです。
大野君が絶対音感の持ち主なのかどうかは本人に聞かないと分かりません。
“絶対音感”、それすなわち、耳に入る音が全てドレミファソラシドで聞こえる。
絶対音感は一生における音の記憶(小さい時にドはこの高さ、レはこの高さなどと音で正確に記憶すること)。
大野君自身はドレミで聴こえているかどうかは分かりませんが、その音がなんであるかを瞬時に聴き分けられる才能を持ち合わせている。
詳しくはこうです。
「あの曲のあのフレーズを歌って」と誰かに言われたならば、大野君は確実に正確なキーで歌えるという事なのです。
事の詳細は定かではありませんが、音の高さの記憶力がべらぼうに良いのは確か。
因みにうずまきさんは絶対音感の持ち主です。
因みの因みに私はなんちゃって音感の持ち主です。
ブヒッ 
★Analyze 24★
Analyze 23と話が少々リンクします。
曇りのち、快晴
●出だしの妙
この曲はロ長調で始まる。
たったあれだけのグリッサンド(一音一音区切ることなく隙間なく滑らせるように流れる音高を上げ下げする演奏方法)だけで初めのレ♯の音を正確にとれるのは大野君の類い稀な音の高さの記憶力の賜物。
ここでちょっくら うずまきさんからのトリビアをば。
あのグリッサンドは生のピアノではなく、ロ長調の音階が鳴るように半音下にトランスポーズ(機械的に演奏の高さをずらすこと。 この曲ではピアノのピュ~ンの音)されているんですって。
突然ですが皆さん、これまでにカラオケで「前奏が無い曲は歌いにくい!」と思ったことはありませんか!?
その経験の無い方はちぃとばかり脳内でイメージしてみて下さい。
ね!?
出だしの音が取りにくいし、歌い出すタイミングが分かり辛いでしょ!?
が、しか~し、大野君は違うんです。
僅か1秒のグリッサンド(ピアノのピュ~ン)一発だけで大野君は「ダ~ン ダ~ン ダン!」の音を憎らしいまでにスパーン!と決めているんですよ。
あの1秒のグリッサンドに込められたロ長調のフレーバーを敏感に嗅ぎ取って最初の音を発声するのは凄く難しいとうずまきさんは仰っています。
生放送だったタモステでの生歌で耳の良さ、リズム感の良さ、勘の良さ、などが極上のハーモニーとなってずずずいっと証明されましたな。
ピュ~ンの後でアレ。
マーベラスな「ダ~ン ダ~ン ダ~ン!」。
胸の鼓動が早鐘を打ってキンコンカンコン状態。
チキショ~、かっけぇ~!!
また惚れ直した~!!
DIVA3104に朝までカンパ~イ!!
●巧みな16ビートシャッフル捌き
『曇りのち、快晴』は間奏と他ニ箇所を除いて16ビートシャッフルで構成されている。
大野君は16ビートシャッフルのリズムで歌うのがまことに上手い。
中でも「繰り返してくHistory そのどこかでRide on time」がブラボ~!との事。
うずまきさんと電話で会議を開いている時にこのパートをピアノの伴奏付きで16ビートシャッフルと16ビートで歌い分けて頂いたんですが、全然違う印象を受けました。
「ちょっと、もっすご鳥肌やわ」と言うと、「え?ここで?」と怪訝がられたのは無かった事にしよう。
なんかねぇ、大野君がシャッフルってやつを小粋に歌いこなせていると分かったら訳も無くゾクゾクしてしまって。
「“シャッフル”の文字だけでぇ~ぇ~、なんだか大好物の芋焼酎ロックを3杯は飲めそうな気がするぅ~!」と吟じそうになるどこまでも能天気な生き物D。
シャッフル最高!!
シャッフルのビートはリズムを取るのが非常に難しいそうです。
上手に歌うコツは人が捉える感覚として緩すぎてもダメで完璧すぎてもダメ。
それを大野君は小気味いいまでにスカッ!と軽快に歌っているのであった。
大野智、憎らしいったりゃありゃしない。
●進化し続けるビブラート
イタリアで勉強されたうずまきさんのご友人談によりますと、音をなが~く伸ばす時は全部ビブラートにしないで最初は真っ直ぐ、最後の方でビブラートにすると耳心地がいいそうです。
最近の大野君の歌にはこれが聴こえる!!
マジでガチで過呼吸2秒前で殺傷能力が半端じゃない最後のフェイクにそれは登場するのであった。
ええ、「イェ~~~~イ イェ~イ イェ~イ イェーーーーーー~~~~~!」です。
『曇りのち、快晴』以外では『シリウス』の「Wow wow woーーーーーー~~~~~」、『truth』の「止まらなーーーーーー~~~~~い」の2曲が顕著。
これは?と思う楽曲をうずまきさんが検証して下さったんですが、ここまで卓越したビブラートは過去に登場していないそうな。
どうですか、これ!?
えぇ!?
DIVA過ぎやしませんか!?
罪作り指数はHow many!?
鳥肌の総数は何チキンポインツ!?
これが惚れ直さずにいられよか!?
逆ギレせずにいられよか!?
モー、モー、モー、もぉ~!!!
なって良かった『智にマニアック』!!!
進化し続けている大野君のビブラートに店長、アテント!!
褌を締めて神輿を担いでワッショイワッショ~イ!!
大野智、どうにもこうにも罪作り・・・・
歌番組で最後のフェイクを聴いてみたかったっす。
ひょっとしてひょっとしますか!?
5×10のお祭り騒ぎの大野君のソロは『曇りのち、快晴』!?
そうそうそう、『曇りのち、快晴』にはマニアDが養命酒を欲しながら聴き惚れている小さい“ん”も、美しい母音も、セクスィ~な巻き舌もドドンッ!と搭載されておりやす。
大野君、“矢野健太 starring Satoshi Ohno”として歌ってくれてダンケシェ~ン!!
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大野君よりも歌の上手い人は世の中に沢山います。
でもねぇ、大野君だけなんです。
ひとたび歌え(舞え)ばとろけさせ、うっとりさせ、目と心を惹き付け、もう一度見たい!、もう一度聴きたい!、もっと見たい!、もっと聴きたい!と渇望する想いが加速し続ける実力と才能を持ち合わせているアーティストを私は大野君以外に知りません。
これまで積み重ねた経験と努力もそこに加味されているので、その魅力がさらに倍、はらたいらで!状態になるんですよねぇ~。
うんにゃ、何百倍にも、うんにゃうんにゃ、ギャラクシー級になるんですよねぇ~。
憎らしいったりゃありゃしない。
歌うため(踊るため)に生を受けたような大野君はMUSEの化身なんだわ♪と思わずにはいられません。
一度虜になったが最後、その魅力に抗う事は到底無理な話。
ま、抗うつもりなんてこれっぽっちも無いんですが。
永遠に抜け出せないラビリンスに嬉々として彷徨うことになるのであ~る。
音のプロでいらっしゃる うずまきさんに専門家の目から見た大野君のDIVAぶりを詳しく解説して頂いて何度惚れ直したか知れやしません。
アンカウンタブルっちゅうやつです。
才能の上に胡坐をかかず、驕らず、ひけらかさず、決して多くを語らず、誰かと比べたりせず、ライバルは常に自分。
大野君は誇り高き人。
黙って結果を出す人。
独特の世界観&価値観を持っている人。
ブレない人。
感性豊かな人。
魅せることの出来る人。
歌って良し、舞って良し、心根良し、器量良し、喋って良し、愛でて良し、ユーモアのセンス良し、頭の回転良し、骨格良し、筋肉良し、良し良し良し。
実験結果、大野君は宇宙一いい男!!
フンガーッ!!!
名残惜しいですがAnalyzeシリーズは今回で最後です。
これまでの検分を総括して『大野智の凄さ』と銘打ちました。
あの日あの時、うずまきさんにコメントを寄せて頂かなかったらAnalyze智は誕生していなかったと思います。
大野君の才能がホンモノなんだと言う事はDIVA3104の歌声を聞けば一目(耳)瞭然なんですが、“音”だけじゃなく“言葉”ででも証明したくて失礼を承知でうずまきさんに直訴したのが全てのはじまり。
感慨深いっす。
うずまきさんの考察を自分の中に取り入れて、お題に沿った曲を何度も聴き直し、映像を見直し、ツルッツルの脳みそでなんとか理解し、私なりの言葉で文章を書くのに3年弱の歳月を要しました。
トホホホホ・・・・
これからもDIVA3104は止まることを知らずにどんどんパワーアップし続けると思いますが、大野君が神様から与えられた“gift”や兼ね備えた“talent”について語るのはこのAnalyzeで一旦幕を下ろします。
またいつか何かの機会にふらっと登場するかもしれませんし、しないかもしれません。
長きに渡りお付き合い下さって有難うございました。
出来の悪い生徒Dに匙を投げること無く、忙しい時間をやりくりして最後まで辛抱強く、ご自身の豊富な実体験と知識を御伝授下さったうずまきさんにありったけの感謝の気持ちを込めて、ほんでもって最大級の敬意を表して彼女の素敵な呟きで『Analyze智』を締めようと思います。
うずまきさん、承諾を得ずに勝手に載せてごめりんこ。
メールで提出した清書にはまだ続きがあったのだよ~ん。
フへへへヘッ♪
~大野くんの声は本当に綺麗で、歌い方が男前で、テクニックがあって、表現力があって、心がこもっていて。 音楽を生業にしているからこそ、羨ましく思わずにはいられない才能の持ち主。 何も使わず自分の身ひとつで人に感動を与えられるって素晴らしいよね~
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